娯楽が多様化した昨今、テレビの話題性も昔より低迷している様子だ。インターネット上には「昔のテレビ番組のほうがっていて面かった」というが多数上がっており、自主規制で“マイルド化”したテレビ業界の現状を嘆くも少なくない。しかし、8月27日から4連続で放送されている『みんなで筋肉体操』(NHK)は、独自の世界観が反を呼び、視聴者からは「かなり攻めてる内容だな」といった評価のが続出している。

 同番組は、筋肉導員と3人のイケメンインストクターが、効果的な筋トレ法を実演していく、いわゆる「健康番組」だ。放送時間はわずか5分だが、最新の理論に裏打ちされたテクニックがたっぷりと、濃厚に紹介されていく。これまで3回の放送では、「腕立て伏せ」「腹筋」「スクワット」といった定番トレーニングが特集された。30は「背筋」がテーマだ。また、見逃した人も、公式サイト動画を見ることができる。

 番組の流れとしては、筋肉導員・谷本哉氏がトレーニング内容を紹介し、3つに分かれたステージ上に筋々なインストクターが登場。リズミカルなBGMに合わせて、ひたすら筋トレに励む姿が映り、要所要所でトレーニングの重要なポイントも紹介されていく。仕上げに谷本が、「筋肉は裏切らない!」という台詞で締めるのがお決まりの流れ。

 特にイケメンたちが黙々とトレーニングを続ける絵面のおもしろさが注されているが、「インストクターキャラが立ちすぎていて笑う」というも多い。

 インストクターには俳優武田治をはじめとして、日本帰化したスウェーデンまれの庭師村雨剛といった異色の経歴を持つイケメンも登場。東京大学卒の新人弁護士にしてコスプレイヤー小林航太も参加しており、視聴者からは「インストクター全員、経歴を詰め込みすぎ」「全員そこまで筋肉使わない職業のはずなのに、駄にマッチョすぎる」「とことん攻めてるところが、さすがのNHK」といった反が上がっている。

 かつては、お堅いイメージの強かったNHKだが、近年はこの『筋肉体操』のように“攻めの姿勢”をとった番組が放送されるケースも多数。

 たとえば、2016年からの不定期放送番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』では、カマキリ着ぐるみを着た俳優香川照之昆虫の魅を熱くシュールな番組。巨大なカマキリとなった香川昆虫を捕まえにむらを駆け巡るシーンも毎回登場し、絵面のインパクトが話題となった。

 また「障者のためのバラエティー番組」と銘打たれた『バリバラ~障情報バラエティー~』も、日本テレビ番組で類を見なかったコンセプトが注を浴びている。

 8月26日の放送回では「障者はテレビを救う」というテーマの下、テレビ番組で使用される手話字幕放送の問題点について切り込んでいった。奇しくも同日は、障者を見せしめにするような番組起用が疑問視されている『24時間テレビ 地球を救う』(日本テレビ系)の放送日。視聴者からは、『24時間テレビ』をっ向から皮ったテーマ名と内容が“攻めの姿勢”と評価されたようだ。

 教育番組としての要素も残しつつ、った内容を取り込んでいるNHK。これからも攻めの姿勢を継続してほしいものだ。
(文=編集部)

『みんなで筋肉体操』公式サイトより


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

肉体派おじゃる丸


ラジオ体操が子供や高齢者向け番組ならこちらは青年中年向け番組だね。良い試みだと思う。


はーいNHKはネットで見れるのでPC持ってるだけで受信料頂きまーす もちろん1台につき1契約計算でーす


面白いものは面白い、でいいと思う。NHK擁護するわけじゃないが


面白そうだなあ 受信料払ってないから見れないのが残念だ


なかやまきんにくんに仕事させてやれよ


スポンサーからの圧力がないからいい意味で頭のおかしいことができるところがNHKのいいところ. 受信料問題はNHKの受信料を税金として徴収すればいいのでは


NHK的に攻めた番組というとサラリーマンNEOが好きだったなあ。或る程度の社員がいる所に勤めていると解るあるあるネタが多かった。後は世界の社食からで取り上げている会社から、近々Nスペでこの会社の業務辺りの特集があるんだろうなと想像したりしてた


youtubeで全部観た。全4回「胸」「腹筋」「脚」「背筋」。やっぱ、肩や腕は自重だけで負荷かけるのは難しいのかなあ・・・・と思った。